精神の寛大さ
精神の寛大さとは、知識や経験は共有されるべきものだという信念を表すときに Etsy で使われる言葉です。 Etsy のエンジニアリングチームの基本理念として始まったこのコンセプトは、以来全社へと広まっています。 私たちはこの精神の寛大さを、知識や才能を同僚と自由に分かち合い、コードやプログラムを公開し、そして自分たちの学んだことを他の団体に提供することで体現しています。

Etsy スクール
Etsy の、学びに焦点を置いた文化を具体化した中でもっとも愛されているもののひとつが、社員による社員のためのインタラクティブな教室、Etsy スクールです。 誰でも、どんなトピックについて教えてもよいこの教室では、過去数年で、紐の結び方、ハーブを使った薬の作り方、ジャグリング、そして Python プログラミングなどについての数十ものレッスンが提供されてきました。 このスクールの草の根的な構造は、社員にとって自分の才能を他の社員と分かち合うユニークな機会を作り、集団としてお互いの職業的、知能的、肉体的、そして精神的な成長に貢献しています。
ランチ&ラーン
ほとんど毎週、社内のあちこちで、社員が仕事に関連する自分の選んだトピックについての発表を行う「ランチ&ラーン」にサインアップしています。 これらのイベントは、発表者にとってはリーダーシップを発揮する機会であり、また他のスタッフにとっては学びの機会となっています。 これは非常に人気のあるプログラムのため、世界中から参加者がビデオを通じて参加するほどです(実際にオフィスにいる参加者は、立ち見席のみということがほとんど)。 過去のトピック例としては、「責任ある委託生産」、「労働経済」、「Etsy の機械学習」、そして「認定 B コーポレーション のすべて」などがあります。
ファーストプッシュ
進行中の学びへの関わりの一部として、Etsy では興味のある社員には誰でも、コードを書く技術を教えています。 2013 年には、技術的なバックグラウンドのない社員に、Etsy のウェブサイトにどのようにコードを配置するかを教える「ファーストプッシュ」プログラムを開始しました。 このプログラムは、Etsy のプラットフォームの基礎知識だけでなく、サイトになぜ、どのように変更が加えられるのかについて、参加者がよりよく理解するための大きな助けとなります。 また、エンジニアリングチームにとっては、自分たちの技術を同僚たちとシェアする機会となります。
Etsy のファーストプッシュプログラムについての詳しい情報は、Etsy の Code as Craft ブログの こちらの投稿 (英語)をご覧ください。
Code as Craft
Etsy に深く根付いている基本理念のひとつに、私たちが作るものやすることすべてにおいてクラフトマンシップ(職人技)を尊重する、というものがあります。 サイトを作るために書かれたコードは、それ自体が立派なクラフトであり、私たちは自らの知識をプログラミング業界とオープンに共有していることを誇りに思っています。 Etsy のコードに特化したブログ、Code as Craft では、私たちが使っているツール、エンジニアリングへのアプローチ、そして成功または失敗した実験についての話題を扱っています。 2010 年にこのブログを立ち上げて以来、社内の多くのエンジニアが寄稿しており、年に 20 から 30 件の投稿を行なっています。