再生可能な未来

2015 年、Etsy ではオフィスとデータセンターの運営に、6,291,628 キロワット時(kWh)の電力を使い、結果として二酸化炭素換算(CO2e)で 2,317 トンの排出を行いました。 温室効果ガス排出量に対処するための私たちの戦略として、省エネ対策と、社内外での再生可能エネルギーへの投資の二つが挙げられます。 2016 年 4 月、Etsy は 2020 年までに再生可能エネルギー電力を 100 %調達することを目標に掲げました。 この野心的な目標を達成するための基盤作りは 2015 年からすでに始まっています。

2020 年の目標達成に向けて Etsy が取った主な行動には、ビルの所有者やデータセンター供給者と共に、建物内外からの再生可能エネルギー調達の可能性を探ることなどがあります。 Etsy グローバル本部を建設中のブルックリン本社の工事現場では、小さな屋上太陽光発電パネルを設置し、ビル運営に必要な電力の一部を供給できるようにしました。 それに加え、オフィスで必要な残りの電力について対処するため、地域に根付いた、社外の太陽光発電プロジェクトの導入を検討しています。 データセンターについては、契約の際の交渉において再生可能エネルギーの使用を特に重視しました。 Etsy は、データ管理に使われる電力を 4 年以内にすべて再生可能エネルギー源から調達すると約束したデータセンター供給業者 CoreSite と、多年契約を結びました。 再生可能エネルギーを拘束力のある優先事項とすることで、Etsy は CoreSite に、ビジネス関係を保持するには私たちのニーズに合った解決法を求めるよう奨励したのです。

Etsy では、私たちの影響力を自分たちの会社やマーケットプレイスという境界を越え、コミュニティや他の会社や団体にも広げていくことができると確信しています。 再生可能エネルギーについてのポジティブな変化とさらなるイノベーションを推進するため、Etsy は Business for Social Responsibility(BSR)による「インターネットパワーの未来」、Rocky Mountain Institute Business Renewables Center、そして Corporate Renewable Energy Buyers' Principles の、関連業界内の 3 つの作業部会に参加しました。 これらの作業部会に参加することで、学びを深めるだけでなく、世界規模での変化の推進を支援できるのです。

2015 年、Etsy がオフィスやデータセンターで使った電力の 19 %が、再生可能エネルギー源から供給されました。 Etsy では、地元の電力供給会社を通じて積極的に再生可能エネルギーを購入し、またオフィス所在地の都市ですでに提供されている場合には、送電網の一部となっている再生可能エネルギーを活用しています。 再生可能エネルギーの利用状況としては、2014 年から 10 % ポイントの上昇を記録しており、その大部分がハドソン、ダブリンの両オフィスで電力会社の提供する再生可能エネルギーオプションに転換したこと、またカーボンニュートラルで、水力で発電しているデータセンター、Sabey の使用を増やしたことによるものです。 電力供給業者を通じて購入したグリーンエネルギーについての再生可能電力証書は保持していないものの、電力会社に対し、私たちが再生可能エネルギーという選択肢を積極的に支持しているというメッセージを送ることが優先事項であると、Etsy では考えています。

注:Etsy は米国公認会計士協会によって確立された認証基準に沿った限定保証を受けるため、サステナビリティ判定を選択しました。 詳しい情報については、Etsy の 2015 年度プログレスレポート英語版をご参照ください。